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薬剤師転職サイトを活用することで、活用しない人より転職活動を有利に進めていくことができるでしょう。
厚生労働省の公表した令和3年度の産業別離職率をみると、薬剤師が含まれる医療福祉業界の離職率は、13.5%でした(※1)。
同じ年の常用労働者全体の離職率は13.9%でした(※2)ので、薬剤師が含まれる医療福祉業界の離職率はほぼ平均的な数値であることがうかがい知れます。
薬剤師に絞った離職率は、2009年4月から2010年3月までの古い調査になりますが、株式会社ネグジット総研の保険薬局の47社を対象にした「保険薬局の離職率実態調査」(※3)によると、薬剤師が9%、パート薬剤師が21%で、全体として10%という結果が出ています。
薬剤師の離職率は、平均よりも低い傾向にあることが判ります。
それでは薬剤師の転職の時期、タイミングで多いのは就職してから何年目なのかというと、多い順から、①10年目以降、②2年目、③3年目、④4年目、⑤1年目、5年目、6年目となっています。
早期の離職が多く、3年以内に42%、10年目以降は22%です(※4)。
【注】
(※1)令和3年雇用動向調査結果の概要(厚労省)
(※2)雇用動向調査 入職と離職の推移(厚労省)
(※3)株式会社ネグジット総研 MMPR事業部【薬局経営者・経営幹部アンケート】
(※4)イキイキ働ける職場の見つけ方(薬キャリ)
薬剤師の転職理由(退職理由)については、様々な調査が行われています。
転職を希望する薬剤師が登録する薬剤師転職サイトが独自にアンケートを取ったり、実際に会って聞き取り調査をしているのですが、おおよそ似たような結果に落ち着きます。
たとえば、薬キャリによると、
が、
マイナビ薬剤師によると、
が転職の理由(退職の理由」で多かったものです。
つまり、今ある抱えている不満を解消するためか、ライフスタイルの変化に対応するために転職するわけです。
薬剤師転職サイト(転職エージェント)はインターネット上に50社以上存在しています。
もちろん、転職エージェントによって保有する求人、条件の良い非公開求人はことなるため、複数社の薬剤師転職サイトに登録した方が、多くの非公開求人をチェックできます。
転職を成功させる鉄則の一つが「選択肢を増やす」ことであることを考慮すれば、複数の転職サイトに登録することをお勧めします。
転職サイトによって「大手の薬局チェーンに強い」「製薬会社・企業への転職実績が多い」「ドラッグストアの求人が多い」など、得意分野があります。
そのため大手調剤薬局、ドラッグストア、地域密着の町薬局、総合病院、企業など、転職したい業界を得意とする薬剤師転職サイト(転職エージェント)を選びましょう。
キャリアアドバイザー(コンサルタント)との相性が良い・悪いは、転職の成功、失敗を左右しますので、非常に重要です。
キャリアアドバイザーの都合ではなく、あなた自身の希望を汲み取って、親身に転職サポートをしてくれるキャリアアドバイザーを選ぶことが大切です。
薬剤師は全国に32万1,982 人(令和2年12月31日時点、厚生労働省調べ)おり、毎年増加傾向にあります。
20年間で1.5倍以上に増えており、平成10年と平成30年を比較した場合、病院薬剤師の5千人の増加に対し、薬局薬剤師は10万人増えました。
医薬分業が進んだ結果といえますが、高齢者人口が増加し、処方箋枚数は増えたものの、薬剤師一人あたりの処方箋枚数は減少傾向にあります。
近い将来、外来患者が減ることが予想されており、薬局薬剤師が余ることも予想されており、今後平均収入が大幅に上がる(物価上昇によるものを除いた相対的な意味において)ことは考えにくいです。
現在、「かかりつけ薬剤師・薬局」などの取り組みが推奨されており、患者・住民とのコミュニケーションも必要とされることになります。
今後、オンライン診療、オンライン服薬指導なども増えることになり、門前薬局の優位性も失われる可能性もあります。
このような状況下で、薬剤師として充実したキャリアを進むためには、しっかりと自分自身のキャリアパスを考える必要があり、特に転職はその良い機会です。
優良な薬剤師転職サイトを見つけて、よりよいキャリアを築いてください。
①医療業界の転職支援14年以上の実績
②短期転職に強く早く転職したい方におすすめ
③全国に拠点は13か所あり
④取引医療機関数は14,000
⑤無理に紹介先をすすめない